新しい日韓対立――本質は「歴史」ではなく「核」
このところブログの方がおもしろいので新聞のチェックをおざなりにしていたら、日本経済新聞に興味深いコラムが掲載されていたのにさっき気づいた。
それは、新しい日韓対立――本質は「歴史」ではなく「核」という鈴置 高史 編集委員の書いたものだ。
それによると
日本では、北朝鮮を巡る政策対立が原因の韓国の新しい反日が全く指摘されず、いまだに古典的な「歴史所以の反日」として理解されている。いつのまにか韓国が日本よりも北朝鮮に近く、米国よりも中国に身を寄せる国家に変身したという認識が乏しいために、新しいタイプの日韓対立を見過ごすのだろう。
とし、
新しい韓国と緊迫化する朝鮮半島情勢を真正面から見つめないと、「次の首相が靖国参拝をやめれば日韓関係は正常に戻る」といった判断の誤りを生んでしまう。
と指摘している。
3月の宣戦布告と言ってもよいような盧武鉉大統領の演説に違和感を感じ、その背後に北の影を感じていたのだけれども、どうも私の直観は故なきことではなかったようだ。北朝鮮を巡る国家戦略の衝突という視点を欠いては日韓問題を解くことは出来ない。そこで気になることがふたつある。
ひとつは韓国の提案した電力供給計画だ。これ資金的な裏づけがあるのだろうか。老朽化している北朝鮮の配電設備の更新と新設をしないと実現できないはずなのだ。北朝鮮の言い値をそのまま書き込んだ計画のように思われる。まさかとは思うけど、「仮想敵国」と名指ししたも同然のわが国に資金提供を求めてきたりはしないでしょうね。求められても今回は拒否すべきだ。ああまで言われたのにお金を出すなんて言ったら、日本の納税者は怒りますよ。
もうひとつは拉致問題だ。この解決が難しくなってしまった。昨年12月13日付けの「今日のひとこと」で指摘したように、経済制裁しか解決の手はない。しかし膠着していた6カ国協議が動き出しそうな状況にある今、それを発動することはほとんど不可能だ。国際世論の高まりに期待するしかないのだが、日本政府が動くとは思えない。これも民間の力で何とかするしかないのではないだろうか。
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